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Domehouse

設計者
小西永高
用途
戸建住宅
竣工
2005年
基礎断熱
PSF 100mm
壁断熱
GW換算 300mm
天井断熱
GW換算 300mm
このドームハウス(ドーム建築)は従来からある枠組みのタイプの面構造ドームとは違い、木質のビーム(梁)を可動できるように、金属のコネクションでつなぎ合わせたピン構造として、力を分散しており構造的にとても優れた建物です。

基本の構造は、アメリカの建築家、バックミンスター・フラー博士によって1947年に考案された構造で、ジオテックドームやフラードームとも言われます。
※ジオテックドームとは… リンク:Wikipediaのページ (別ウィンドウで開きます)

単純に言うと竹篭のような弾力性を持つ構造で、
見た目もきれいで、構造的にとても優れています。

構造が単純で軽量のため、中にはキット(パネル式)なども販売されており、
個人の方が自分で建てるケースや小規模施工者さん等が行うケースが多く世界中で作られ続けています。

しかし、3次元的座標の構造設計や、空間に組み立てる施工技術などが難しく、
素人の方や設計や施工レベルが未熟な場合は、建築途中で投げ出してしまったり、
完成しても雨漏りや変形など、問題が発生してしまうことも多い建築方法でもあります。

多少問題があっても山の中など他に影響を及ぼさない地域であれば、自己責任において建築許可がおりるのですが、
札幌市のような地域ではそうはできなく、これまでなかなか建築許可ががおりませんでしたが
安全確認、詳細設計、法的部分等をクリアし、
札幌では弊社がはじめて建築確認を受理いただき、完成させたドームハウスです。
※札幌市で現存するドームハウスはこの一軒しか無いはずです。

※一般的な日本のドームハウスは商品として認定が通った物でなければ建築確認が下りなく
枠組み壁工法(ツーバイ)を基本としたパネルタイプが多いです。
(小樽市など札幌市以外であればパネルタイプのドームハウスは建っています)

リンク:設計監理報告 Domehouse Project (別ウィンドウで開きます)